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OPEN TO CHANGE NO.003

OPEN TO CHANGE「CHANGE PERSPECTIVE」NO.003 KOSUKE KAWAMURA

ZIMAブランドのアイデンティティである「クリア」「アクティブ」「好奇心」を軸に、世界で活躍するトップクリエイターたちがコアコンセプト「CLEAR MAGIC」をテーマにOPEN TO CHANGE. ZIMAを表現。

彼らのクリエイションを通じてそのテーマを具現化するコンテンツ「CHANGE PERSPECTIVE」。
世界中のクリエイターやアーティスト、職人、活動など、そのクリエイションの中から生まれるストーリーを紐解く。

参加クリエイターのひとり、コラージュアーティストの河村康輔の“OPEN TO CHANGE”のプロセスとは。

INTERVIEW

絵を描くのは苦手だが何かを作りたかった

「カルチャーとしては音楽、パンクロックから一番影響を受けています」と河村は語る。「最初は反抗的な部分を純粋にカッコいいとも思いましたが、それよりも自由ば部分に魅かれたんです。何にも縛られず、技術や知識がなくても勢いで形にする姿勢です。コラージュという言葉を知らなかったときに、紙を切って貼ることで新しいビジュアルを作っているのもパンクのレコードジャケットで初めて見ましたし」

ただカッコいいビジュアル素材を集めて貼り合わせても、「何をやってもそれなりに見える」以上にはならないことに気づいた。そこから、人にとってはゴミのような広告のチラシなどを集めて、その一部分を見つけては組み合わせて新しいビジュアルに生まれ変わらせる手法を見つけた。

「ちょっと笑えたらいいなというのが一番大きいかもしれないですね。あまりシリアスにしすぎたくもないし、作品の裏側の一部分に気づいたときに笑えるような、そんな作品をいつも考えて作っています」

素材を集めながら頭で絵を組み立てていく

今回の“OPEN TO CHANGE”プロジェクトでは、「透明な飲み物に、僕っていう色で新しいZIMAの色を作るイメージ」でビジュアルを手がけた。ボトルに貼られたラベルのブルーを浮き立たせるために、コラージュ部分をモノクロにまとめたという以外には、大きな縛りもなかったという。広告などの委託仕事でも、イラストレーターや漫画家とのコラボレーションでも、自分のパーソナルな作品制作においても、基本的には自由に、大きな制約を感じることなく制作をする。
「コラージュを作っているときの感覚的なことをいうと、紙にカッターを入れる瞬間はすごく気持ちいいんですね。でも、脳内の気持ちよさでいうと、いい素材に出会ったときが興奮する瞬間といえるかもしれません。たまにあるのが、本当になんてことのない写真なんですけど、見た瞬間に、見た瞬間に自分が持っている素材と合わせって、自動的に組み上がっていく素材っていうのがあるんです。それが一番気持ちいい瞬間ですね」

“新しい手法と出会うことでさらなる自由にたどり着ける”

Artist Profile

河村康輔

1979年広島県生まれ、東京在住のコラージュアーティストでグラフィックデザイナー。ERECT Magazineのアートディレクターも務める。ライブやイベントなどのフライヤー、雑誌記事のビジュアルを手がけるほか、美術館やギャラリーの展覧会にも出品。代表的な仕事に『大友克洋GENGA展』(メイン・ヴィジュアル制作)、ルミネ×エヴァンゲリオン(広告ヴィジュアル、アートディレクション、デザイン)、中原昌也『エーゲ海に捧ぐ 完全版』(装丁、デザイン)など。

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