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KZM×YUKI NAKAJO×TAEYOUNG BOY INTERVIEW

kZm×Yuki Nakajo×Taeyoung Boy鼎談!ZIMA BLOCK PARTYで新世代の熱気が“溶かす”ものとは?

5月29日(火)の開催が目前に迫ってきたZIMA主催のHIPHOPイベント<ZIMA BLOCK PARTY>。表参道の『PIZZA SLICE2』を舞台に、kZm(YENTOWN)、あっこゴリラ、JABBA DA FOOTBALL CLUB、Taeyoung Boyという若きアーティストたちが、HIPHOPの原始である“ブロック・パーティー”を新たな形で蘇らせる。本イベントに出演するkZmTaeyoung Boyによるプレイリスト企画に続き、今回はそのふたりに加えて会場展示を手掛けるYuki Nakajoを加えたスペシャル鼎談をお届け。お互いの印象や、“ブロック・パーティー”というものの捉え方、そしてイベントへの意気込みなどをたっぷり語ってもらった。

INTERVIEW:kZm × Yuki Nakajo × Taeyoung Boy

kZm:“2018年注目のアーティスト10選”もZIMA BLOCK PARTYも、「ありがとうございます」って感じっす。

――インタビューが始まる前の様子を見ていたのですが、kZmさんとTaeyoung Boyさんは面識あるんですか?

kZm:何回か会ったことあります。タメだよね?

Taeyoung Boy:はい。会う前から存在は知ってたんですけど、ちゃんと会ったのは……。

kZm:沖縄だよね? ライブが終わった後のアフターパーティー。

Taeyoung Boy:東京と沖縄の人でやったイベントで偶然。それぞれ違う日の別のイベントだったんですけど。

kZm:そこから次はハーレムの前で。基本的に酔っている時にしか会わない。

一同:ハハハー!

――会う前はお互いどんな印象でしたか?

kZm:TaeyoungくんとITOMANっていう僕の友だちともうひとりでやってる曲があって、それのTaeyoungくんのバースがめっちゃ良くて。絶対売れると思ってた。イケメンだし、普通にMステとかで見られる日も近いのかなって。

Taeyoung Boy:……ありがとうございます。僕がラップを始めた頃にはすでにkZmはシーンで名の知れたラッパーでした。最初はクルーにいる印象だったんですけど、最近のソロの曲やアルバム(1stアルバム『DIMENSION』)を聴いたら1発でクラっちゃって。その話をクラブで会った時にしたんですよ。ただ僕もその時はけっこう酔っぱらっちゃってて、「ホント感動しちゃったよ〜」みたいな感じで……。

kZm:フフ……ありがとうございまっす。

――NakajoさんはTaeyoungさんと初対面ですか?

Yuki Nakajo:初めましてです。

――Nakajoさんは昨日、イベント会場の『PIZZA SLICE2』を見に行ったと聞きました。今回はどういった経緯で参加することになったんですか?

Yuki Nakajo:kZmから「こういうのあるんだけどやってみない?」みたいな感じで誘われてですね。昨日、会場を見てイメージはざっくり考えました。

kZm:プロダクトや空間を作ったりしてて。もともとは同じ高校でクラスもいっしょで、まあ昔からずっとつるんでます。

Yuki Nakajo:フフ……そうですね。

kZm:いっしょに温泉行く仲です。アルバムのジャケとかも全部やってくれてるので。

――今回、<ZIMA BLOCK PARTY>の話が来た時は率直にどう思いましたか?

kZm:“2018年注目のアーティスト10選”に選んでいただいたんですよね? 「おお〜ありがとうございます」で、イベント誘ってもらって「ありがとうございます」って感じっす。

一同:ハハハ! 

Taeyoung Boy:「ピザスラでライブとかやるんだ」と思った。

kZm:あ〜確かに。Taeyoungくんとかの曲調だと合うと思うけど、俺はたぶん……。

Taeyoung Boy:そうかな?

kZm:何回か俺もPIZZA SLICEのイベントに行ったことがあるんですけど、オシャンティーな感じなので。

Taeyoung Boy:クラブに行くとかもなかったっす。ただ高校の時は女の子と遊ぶのが好きで……。

――TaeyoungさんがHIPHOPを聞き始めたのはいつぐらいですか?

Taeyoung Boy:小……学校ですね。

kZm:俺は中1ぐらいかな。あれじゃない? AppleのCM?

Taeyoung Boy:ああーエミネム?確かにあれはクラった。

kZm:あれ入りの人多くない? 「ニートtokyo」とかたまに見るんすけど、「お前もか」みたいな。

一同:ハハハー!

Taeyoung Boy:うちはずっとラジオが流れてる家で、けっこう最新の音楽を聴いてたんですけど、The Black Eyed Peasとかで「うわぁ……」ってなりました。

――洋楽から入ったんですね?

Taeyoung Boy:恥ずかしいんですけど、日本語ラップを全然知らなくて。

kZm:俺もあんまり知らなかったんだけど、5lackにめちゃくちゃクラって。全然後追いですけど、それが高校ぐらいです。

――kZmさんとNakajoさんはその時からずっといっしょにつるんでたんですよね?

kZm:そうっすね。“iM1”っていうのがあって、そこでジャケを見て、毎日上がってくるものを全部iPodに入れるのがカッコいいみたいな感じだった。

Yuki Nakajo:いつもいっしょに登校してたんですけど、そこで確認するっていう。

kZm:「お前も取った?」って。

Yuki Nakajo:そうそう。

Taeyoung Boy:俺もそういう感じで取ってたっすね。俺は……ひとりだったっすけど。

――Taeyoungさんはその頃、HIPHOPについて話せる友だちはいなかった?

Taeyoung Boy:そうっすね、中学、高校も。クラブに行くとかもなかったっす。ただ高校の時は女の子と遊ぶのが好きで……。

kZm:まんまのこと言うな〜。

Taeyoung Boy:校内で嫌われちゃって。

kZm:イケメンあるあるね。

Taeyoung Boy:他の学校の人と遊んだりしてました。ただ、高校の時に渋谷に行き始めたら、読モが流行ってて。

kZm:あれでしょ? ファミマの前とかにいた人でしょ?

Taeyoung Boy:フフ……そういうのが学生のパーティーをAsiaとかVUENOSでやってて、まあそれが最初の頃っすね。

――kZmさんとNakajoさんは、“確認作業”の後はクラブに行ってましたか?

kZm:行ってたよね。ただガスパ(GASPANIC)しか入れなかった。テスト期間中に「英語の勉強しに行こう」って。

Yuki Nakajo:次の日そのまま学校に行くっていう……。

――みなさんがいろいろな経験を経てるのが伝わってきました。ただその経験があるからこそ、ブロック・パーティーという、ある意味“何でもあり”の場の楽しみ方もわかってるんじゃないかなと。

kZm:今回は出演する人たちそれぞれが持っているお客さんが違うタイプなので、お互いに刺激できればなと。

Taeyoung Boy:このまま進んで行ったら、いつかkZmとライブすることがあるのかなと思ってたんですけど、まさかこういうイベントでいっしょになるとは思ってなかったです。

Yuki Nakajo:お客さんも含め、来た時と帰る時で違う感じになってたら最高だと思います。

――今回のイベントのテーマであるブロック・パーティー”にはどんなイメージがありますか?

kZm:プレイリストのインタビューでも言ったんですけど、廃墟に住んでいたことがあって。毎日違う人が来て、適当に音楽流して、ソファー入れて装飾とかも自分らでやって……ヨーロッパではベルリンとか、地下鉄の中で勝手にやったりしてるじゃないですか? 俺らは渋谷と中目黒だったんですけど、それ以外にも静岡のトリックアートミュージアムってとこでアングラな人たちがレイブをやったりしてた。クラブで音楽を聴くのに飽きてくる時期もあって。ブロック・パーティーは自分たちの好きなようにやれる一番好きな形態かもしれないっす。

Yuki Nakajo:僕の中でブロック・パーティーは、いろんな区画で開催されてて移動しながら行く……っていうイメージ。昔、kiLLa(kiLLa crew)でクラブ移動する時に車も手配されてた時あったじゃん? 渋谷のいろんなクラブで同時にイベントを開催した時に、確かリムジンで移動したんですよ。まあそれぞれがやりたいことを自由にやってる、みたいなイメージですね。

Taeyoung Boy:僕は何か全然違っちゃうんですけど、デイヴ・シャペルの映画『ブロック・パーティー』のイメージです。何も無いところで勝手に開催して、でもそのhoodに貢献するっていう。あの映画のイメージが強いですね。

――ブロック・パーティーにはどんな音楽が合うとか、どんな曲をかけたいとかありますか?

Taeyoung Boy:やっぱHIPHOPで、夜中とかだったら4つ打ちとかでもいいのかな……さっきの廃墟っぽい感じなら。あと夕方はR&Bとか。

kZm:Taeyoungと同じで時間帯で分けるかな。最初はわりとゆるく始まって、盛り上がってきたらHIPHOPなりROCKなり、オルタナティブな感じ。夜はハウスとかで、ベルリンとかで見る“腕絡まっちゃう系”ダンスみたいなノリがあったらカッコいいなって思います。

――確かに時間とそれに応じた音楽が重要かもしれませんね。

kZm:人の様子を見つつですね。自由度が高いので、踊らずに外とかで喋ってる時間もあるじゃないですか? そういう系のパーティーって外で喋ってる時が楽しかったりするので、そこもクラブじゃないパーティーのいいところなのかなと。

Taeyoung Boy:中より圧倒的に酔っぱらいやすいしね。

kZm:まあ今回は……そういうのはアレなのかもしれないっすけど。

――まあでもそれはブロック・パーティーにおける本質のひとつではありますよね。個人的に今回のイベントはライブ以外の時間も楽しめたらと思っていて、それで言うとNakajoさんの手掛ける会場展示や空間作りも大きな要素になってくるのかなと。

Yuki Nakajo:昨日ざっくりですがZIMAの方と話したら、“雪”っていうワードが出てきて。氷とかを使って、それが会場の熱気で溶けて……作品になる、みたいな。

kZm:いま初めて聞きました、さすがっす。ってことは俺らがお客さんをアゲないといけないってことでしょ? まあPIZZA SLICEでモッシュが起こることはなかったと思うので、それを起こしたいですね。あと今回はいろんなタイプのお客さんが来ると思うので、「こういう楽しみ方があるんだ」っていうのをわかってくれたらいいかな。

Taeyoung Boy:僕は溶かすのに参加できれば。あとは僕のことをあんまり知らない人も来ると思うんですよ。そういう人が僕のHIPHOPを聴いてカッコいいと思ってくれたらいいのなかと。今回はけっこうブチ上げる感じでいきます。

――お客さんの心も、展示の氷も、すべて溶かす熱気が必要ですね。

Yuki Nakajo:そうっすね、そこはイベントの熱気で変わってくるので。お客さんも含め、来た時と帰る時で違う感じになってたら最高だと思います。

text&interview by ラスカルNaNo.works
photo by 横山マサト
取材協力:SALOON

EVENT
INFORMATION

ZIMA BLOCK PARTY

OPEN・START 19:00 / CLOSE 22:00
ADV:¥1,000 with ZIMA 1 Bottle & PIZZA 1 SLICE
kZm(YENTOWN) / あっこゴリラ / JABBA DA FOOTBALL CLUB / Taeyoung Boy
DJ:DJ REN / HOST:SIMON

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