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AKKOGORILLA × JBFC INTERVIEW

あっこゴリラ× JABBA DA FOOTBALL CLUB対談! ZIMA BLOCK PARTY出演に向けてバチバチな模様…?

1997年の日本上陸以降、フェス/ライブ・シーンなどでストリートカルチャーをサポートしてきたZIMAが、5月29日に新たなライブ・イベント<ZIMA BLOCK PARTY>を開催します。この<ZIMA BLOCK PARTY>には、それぞれに個性の異なる注目すべき若手ヒップホップ・アーティストが集結。70年代のNYでヒップホップ誕生の礎になった“ブロック・パーティー”をテーマに、表参道の人気ピザ店『PIZZA SLICE2』で一夜限りの熱演を繰り広げます。様々なアーティストに“ブロック・パーティー”をテーマにしたプレイリストを選んでもらったインタビューに続いて、今回は出演者2組の対談を敢行。あっこゴリラJABBA DA FOOTBALL CLUBの2組に、多彩な面々が集まる当日への意気込みや、ヒップホップの魅力、お互いの印象などを話してもらいました。

INTERVIEW:AKKOGORILLA× JABBA DA FOOTBALL CLUB

NOLOV:実際にライブを観て共感できたんですよ。「俺らもそうだよ」って、すげーアガりました。

――あっこゴリラさんとJABBA DA FOOTBALL CLUBは2017年8月に代官山SPACE ODDで開催された<Cross-Check>などで共演経験もあると思いますが、もともと知り合ったきっかけはどんなものだったんですか?

あっこゴリラ:ちゃんと会ったのはそのSPACE ODDでのライブが初めてだったんですけど、その前に私が一度イベントにお誘いしているんですよ。知り合いの方に「JABBAいいよ」って教えてもらって。でも、そのときは活動しているのかどうか分からなかったんですよね。Twitterも全然更新されてないし、「今は活動してないのかな?」と思ったりして。

BAOBAB MC:それは俺らがサボってただけです(笑)。日程が合わなかったんですよ。

NOLOV:同じ日に別のイベントがあって「難しいな」という話になって、去年の代官山SPACE ODDでやっと一緒になりました。そこで僕らは(あっこゴリラさんのライブで使われる)バナナですっ転んで……。

あっこゴリラ:すべったんでしょ? (笑)。

NOLOV:いや、ややウケだから!! 俺らはワクワクして「これはウケるぞ……!」と思ってのぞんだら、ややウケだった(笑)。

――お互いに持っているイメージや、お互いに感じる魅力というと?

あっこゴリラ:私はJABBAって、「RIP SLYMEみたいだな」と思うんですよね。

――JABBAのみなさんはRIP SLYMEにも影響を受けていますよね。

ROVIN:大好きですね。

NOLOV:逆に俺らの場合は「あっこゴリラ」という名前は前から見ていて、その当時は自分たちの活動もまだ本格的になっていなかったんで、最初は芸能人的なイメージでした。

あっこゴリラ:私、そういうところがあるんだよなぁ……! 名前だけ有名になっちゃう。

NOLOV:でも、実際にライブを観て、「とんでもねえ姉ちゃんじゃないか」と思いましたね。イメージとのギャップがあったんですよ。

BAOBAB:僕らは「元ドラマーだった」とか、そういう情報を先に仕入れていたけど……。

NOLOV:実際にはステージでバナナを投げていた(笑)。俺、“余裕”がリリースされたタイミングのブログも読んだんですけど、そこに書かれていることも、共感できたんですよ。「俺らもそうだよ」って、すげーアガりました。あと、2nd EP『GREEN QUEEN』のときに、色んな人とコラボしていましたよね。そうやってかかわる人も同列に持ち上げるような作品は俺らもやりたいと思っていて。先にやられちゃったな、オッケー!みたいな感じです。

あっこゴリラ:それで言うと、私の“ゲリラ × 向井太一”のMVのカメラワークは、JABBAの 「STAY GOLD,LIFE GOES ON」のMVを監督と撮影前に観て、「この感じで行きたいよね」と相談したものなんですよ。日本だけど海外っぽく撮るにはどうしたらいいかを考えていて。

あっこゴリラ 「ゲリラ × 向井太一」

JABBA DA FOOTBALL CLUB「STAY GOLD,LIFE GOES ON」

NOLOV&BAOBAB&ROVIN&ASHTRAY:へええ!

ROVIN:俺の場合、出会う前はちゃんと曲を聴いてはいなかったですけど、イベントやサマーソニックで一緒になったときに、たとえばサマソニでも観客みんなをゴリラにさせていて。その戦闘力の高さにやられました。スカウターが「パンッ!」って壊れる、みたいな。

NOLOV:ライブでは両サイドに(バック・バンドのBNNZのメンバーとして)キャラの立った人たちがいるのに、その人たちがちゃんとかすむんですよね。サンバイザーの人(SP:G/BNNZのメンバー)とか、すごいのに。

ROVIN:そういえば、俺はサマソニのときに、あの人と一緒にZIMAブースのお姉ちゃんと写真を撮りました。「かわいいお姉ちゃんがいるぞ! きたきた!!」って。

あっこゴリラ:そうだったんだ(笑)。

BAOBAB:ZIMAが関係していた(笑)。

あっこゴリラ:小さい頃からラップが歌唱法として自然に入ってきた。

NOLOV:(あっこゴリラさんに)それにしても、ラップをはじめて3年だとしたら、めちゃくちゃスキルが高くないですか? 何でそんなに高くなったんですか?

あっこゴリラ:私たちって同世代だと思うんですけど、小さい頃からRIP SLYMEが流行っていて、ラップが歌唱法として自然に入ってきていたというか。それに、私はもともとドラマーで、「リズムの配置が気持ちいい」とか、そういうフェチで音楽をやってるところがあるから、全部をリズムで捉えていて、そういうところに興味があるんですよ。それでファレルの打楽器みたいなラップを真似しまくって、趣味で超研究したりして。スキルを求めているわけじゃないけど、それが楽しくてやってる感じで。

NOLOV:だからスキルフルなんだ。

――JABBAのみなさんはどうですか?

BAOBAB:僕はもともとバンドから音楽をはじめて、トラックも作るんで、パーカッションの話は共感できますね。言葉をパーカッシブに使うというか、たとえば「喋ってる」という言葉でも「タタッタタ」という言葉のリズムに興味を持つ感覚はすごく分かる。

NOLOV:俺らはそれぞれ違うと思うんですけど、何だろうね?

ROVIN:自分の場合、最初はそこまで考えてなかったというか。単純に「ラップしたら、もっと色んな人からモテるんじゃないの?」と思って高校生のときにラップをはじめたんですよ。その後にJABBAをはじめたりとか、色んなことが付随してきた感じだったと思う。

NOLOV:俺はモテたい、ではなかったかな。自分の場合もJ-POPからラップを知って、KICK THE CAN CREWやRIP SLYMEを聴いていて。大学に入ったときに、ヘッズの友達にBACHLOGICさんが関わった箱いっぱいの作品を「聴けよ!」って貸してもらったんですよ。そこからRAU DEFにハマって、「マッチョじゃなくてもできる」と思ったんですよね。そこに曲が作れるBAOBABが現れて、やりたいと思ったときに一緒にできる人がいてラッキーでした。あとは基本的に、「でかいステージでやりたい」とかしか考えてない。

あっこゴリラ:分かる。私、(ワイヤーで)吊られたいもん(笑)。

NOLOV:それはジャニーズでしょ!

ASHTRAY:モトリー・クルーだ(笑:ドラムのトミー・リーがワイヤーに吊るされたドラムを叩くパフォーマンスで有名)。

ROVIN:あと、俺はあれをやりたい! (せり上がるステージに乗ってジャンプして登場する様子を再現しながら)「ドンッ!」って。

NOLOV:いいね! 俺はゴンドラに乗ってボールを投げたい。

BAOBAB:それこそジャニーズでしょ(笑)。自分の場合はトラックありきで作っていたし、世代も少しだけ上なんで、ヒップホップがまだメインストリームではなくて、「これを聴いてたら、早耳で洒落ててかっこいい」ぐらいの時代で。それこそさんピンCAMPの人たちとかを聴いていましたね。そのあと、トラックを作りたいがためにラッパーをでっちあげる形でラップをはじめました。そのとき既に色んな人たちのバックDJもしてたんで、そこで「ラップもしてよ」と言われて、ちょっとやったりはしていたんですけどね。

ASHTRAY:俺は韻に惹かれたんですよ。洋楽とかを聴くと、韻って多いじゃないですか?

――英語圏はヒップホップに限らず、詞自体が韻を踏む文化ですよね。

ASHTRAY:そうそう。でも、当時は韻って言葉も知らなくて、何がこんなに気持ちいいんだろう、と思っていて。そこからKICK THE CAN CREWやRIP SLYMEのようなヒップホップに出会って、「韻が気持ちいいんだな」ということが分かった。それで、俺もやってみたいなと思ったんです。

あっこゴリラ:ラッパーの人たちと話していると、そういう、言葉遊びが好きな人たちっているよね。ダブルミーニングとか、頭がよくないとできないタイプの。

BAOBAB:背景にある文化も引っ張ってくるようなね。

ASHTRAY:俺はそういう部分が面白いと思ってやりはじめたんですよ。それでNOLOVと一緒にやったり、その間にNOLOVとBAOBABは別で一緒にやったりしていて。JABBAと出会ってやっと本格的にヒップホップができるようになった、という感じですね。

あっこゴリラ:クルーにひとりそういうことが好きな人がいるのって、いいよね。私は感覚でしかやっていなくて、そういうのは無理だけど、すごく羨ましいなって思う。

NOLOV:でも、4人いると薄まったりするんですよ。ASHTRAYはめちゃくちゃ踏むし、面白いんだけど、テクニカルなことをしても気付かれにくい部分もあるというか。

ASHTRAY:まぁ、ちりばめておけばニヤッとする人はいるし、別に気にしてないよ。

NOLOV:うちの隠し味ですからね。

あっこゴリラ:JABBAはすごくバランスがいいんだなぁ。

ZIMA BLOCK PARTY に向けて

――今回の<ZIMA BLOCK PARTY>は、あっこゴリラさんやJABBAさん、kZmさん、Taeyoung Boyさんなど、ヒップホップ・シーンから様々な人たちが集まるイベントになっています。当日はどんなことが楽しみですか? 

NOLOV:ザ!(笑)。今回のイベントって、普段はなかなか実現しないような組み合わせじゃないですか? だから、来てくれるお客さんも色んな人たちがいるはずで、そこがすごく楽しみなんですよ。そこで俺らもどれだけカマせるか、という話で。

あっこゴリラ:いやいや、私がぶっちぎりで持っていくから!

――おっと……?

NOLOV:バチバチがはじまるぞ!!(笑)。本当に今回のようなブッキングはなかなかなかったから、フレッシュな気持ちですね。

BAOBAB:普段なかなか観られないからこそ、それぞれのライブも観たい。

NOLOV:しかも、1000円でワンドリンク+ピザが食べられるんですよね? どこで採算がとれているのか不思議なんですけど……(笑)。

ZIMA担当さん:採算は合いません(笑)。

NOLOV:ちょっと、涙出ちゃうよ……!! みんなでたくさんピザ食べて、ZIMA飲もうよ!!

ASHTRAY:今回は出演するアーティストも四者四様だと思うし、俺らのファンも、あっこさんのファンも、kZmさん(YENTOWN)のファンも、Taeyoungさん(Taeyoung Boy)のファンも、みんな楽しめるイベントになると思うんですよ。ヒップホップの中でもそれぞれ個性の違うメンツが集まってるんで、1番になりがいがあるイベントですよね。

――イベント当日、楽しくなりそうですね。

NOLOV:絶対楽しいでしょ! でも、後でピザの請求が俺たちのところに来たらどうしよう……!(笑)。

text&interview by Jin Sugiyama
photo by 横山マサト
取材協力:デザイナーズメゾン

EVENT
INFORMATION

ZIMA BLOCK PARTY

OPEN・START 19:00 / CLOSE 22:00
ADV:¥1,000 with ZIMA 1 Bottle & PIZZA 1 SLICE
kZm(YENTOWN) / あっこゴリラ / JABBA DA FOOTBALL CLUB / Taeyoung Boy
DJ:DJ REN / HOST:SIMON

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